店内に入るとまず目に飛び込んでくるのは天井や壁面に飾られた手作りのドライフラワー。きれいな状態に保たれたさまざまな種類の花がエレガントな空間を演出しています。レジの隣には腰掛けベンチが用意されていますが、ここで撮影した写真をSNSにあげる人が続出するほど、圧倒的なインパクトでお客様を迎え入れてくれます。店内を奥に進むと約40種類以上の焼き立てのパンがずらりと並びます。パンだけでなく、スイーツや福山黒酢（桷志田）で作る黒酢商品も販売されていて、生フルーツ黒酢や黒酢ドレッシング、食べる黒酢などいろいろな商品を買うことができます。

福山黒酢（桷志田）は、「PANTOSU」をオープンする前から日本初となる黒酢レストラン「黒酢の郷　桷志田」も運営しています。「PANTOSU」で店長を務める福元茜さんは、このレストランでベーカリー部門を任されていました。福元さんは黒酢とパンとの相性について「発酵させるという意味では、黒酢もパンも共通しています。パンの生地に黒酢を練り込むとふんわりとしてモチモチした食感に焼きあがるのです」と語ります。「PANTOSU」では、添加物を一切使用しない低糖質パンなども提供しています。そこには、お客様の健康を第一に考える福山黒酢（桷志田）ならではのこだわりが詰まっています。

バゲットや食パン、総菜パンに菓子パンなどさまざまな種類のパンを販売する中で、PANTOSUの一押し商品が「3B（スリービー）バーガー（税込550円）」です。黒酢の「Brown Rice Vinegar」、黒毛和牛の「Beef」、バーガーの生地にあたる「Buns」と3つの素材の頭文字から名付けられたバーガーで、鹿児島県産の黒毛和牛を3年熟成の黒酢で煮込んだしぐれ煮をもっちり食感のバンズで挟んだボリューム満点のバーガーとなります。「子どもからご高齢の方まですべての人が安心して美味しく食べられるものを提供して、黒酢文化を広めていきたい」福元さんがそう語るように、バーガーを通じて鹿児島の伝統的な黒酢の魅力を発信しています。